第33回全日本少年サッカー大会鹿児島県予選大会・決勝が
6月28日に行なわれた。
日程の関係で最終日はどうしても梅雨にかかる。
僕は入社以来20年近くこの大会を見てきた。
雨にたたられたことは何度もあったが
試合の途中で中断したのは初めてだった。
中断の原因は雨もさることながら、雷の危険性。
万一落雷でもあったら、それこそ大変だ。
主催者が最も心配するのが、そこだ。
いまは便利なことに、パソコンやケータイで、
気象レーダーの画面が簡単に確認できる。
だから以前ほど勘に頼る必要は、ない。
とはいえ、このような雨雲はレーダーで捕えられない
低い雲であることが多い。
近年問題になっている「ゲリラ豪雨」がなかなか予測できない
原因のひとつがこれだ。
この日の霧島市・国分運動公園陸上競技場は朝から雨。
午前中の準決勝2試合は降りしきる雨の中行なわれた。
しかし午後になっていよいよ強まる雨脚。
同日、鹿児島市で予定されていた天皇杯サッカーは延期の情報もきた。
一方、姶良町でのなでしこリーグ(ジュブリーレ対清水第八)は
予定通り実施とのこと。
どうやら北にくるほど、雷の危険性はないようだ。
姶良のサッカー協会関係者と情報を交換しあい、
僕は頻繁に鹿児島地方気象台に電話しながら、
決勝を予定通りするか否かの判断が待たれた。
予定より45分遅れ、午後2時15分キックオフ。
雨は止まぬが、とりあえず雷はなさそうだ。
ことしの決勝は太陽スポーツクラブ国分 対 飛松FC。
いずれも霧島市、というか、旧国分勢で、
すでに公式戦で3度対戦しているというから手の内はお互い知っている。
それだけに前半から腹の探りあい。
しかし互いに、攻撃の機転となる選手、
ようするにこの選手にボールが渡ると点を取られるぞ、という
「要注意選手」を徹底的にマークしあう。
互いにこの守備はすばらしかった。
そして後半3分ほどたったところで、
冒頭触れた雨天中断。
実はこの時、飛松FC・飛松監督は
「このままではお前ら負けるよ。しっかりシュートを打て!」と
選手にはっぱをかけていた。
飛松は、ここで目覚めた。
後半ロスタイム、飛松は混戦から1点ゲット。
事実上のVゴールという感じだった。
少年サッカーは20分ハーフだから
40分近く、点の入らない展開が続いたんだが、
両チーム、鍛えられた組織的な守備、そして太陽国分の
果敢なロングシュートは圧巻だった。
太陽国分は負けても胸を張ってもらいたいと思った。
さて飛松FCは2年ぶり3回目の全国大会出場を決めた。
全国大会は8月1日開幕。予選リーグは福島・Jヴィレッジが会場。
おととしは決勝トーナメントまで進んだ飛松。
ぜひ、先輩をこえてもらいたい。

(写真は閉会式後の記念撮影)
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