鹿屋市で7月22~23日の両日、
水泳の鹿児島県中学総合体育大会(要するに中体連)が開かれました。
例年になくこの大会が注目された理由は
男女とも、平泳ぎの日本中学記録を、鹿児島の中学生が持っているからです。
男子は志布志中2年・山口観弘選手、
女子は緑丘中3年・福留景子選手です。
さすがの貫禄というか、100m、200mいずれも、
2人とも貫録勝ちでした。
2人とも、8月には新潟で全国中学校大会、
東京・辰巳でジュニアオリンピックに出ます。
ところで女子200m平泳ぎの決勝、
2位につけたのは福留選手のライバル、俵迫和奈選手(有明中3年)でした。
50mまでは福留選手と競り合ったものの、
福留選手の追い上げを前に、2位に終わった俵迫選手のタイムは
2分40秒94。
中体連の場合、県→九州→全国というプロセスではなく
全国大会の標準記録を突破した選手は全国大会へ、
それ以外の選手は九州大会への出場、ということになるのです。
全国大会(いわゆる全中)に出るために必要な標準記録は
2分40秒8。
なんと、わずか0.1秒、標準記録に届かず、
全中代表をはずれ、九州大会代表にまわったのです。
2位であろうと、標準記録に達していれば
全中の出場権を得られたのに、
たった10分の1秒遅れたために、中学最後の夏、九州大会に甘んじるとは
何たる非情なことよ!
でもこれが、勝負の世界なんですよね。
俵迫選手は、九州大会(8月8日~・佐賀)で、ぜったい標準記録を出すと
決意を新たにしていました。
インタビューまで撮ったのですが、時間の都合でカットしました。スミマセン。
俵迫選手は、福留選手のことを
ふだんはおとなしいが、プールに入ると鬼のような怖さがあると
話していました。
早くもロンドン五輪への期待がかかる福留選手。
そのトップスイマーに敗れ、中学校の競技生活を終える俵迫選手。
でも高校は地元の名門、志布志高校に進学して水泳を続けたいと
力強く話してくれました。
二人の成長を、長い眼で見守りたいと思います。
夏の甲子園、鹿児島県代表は鹿児島実業に決まりました。
夏の甲子園は4年ぶり16回目の出場。
就任5年目の宮下監督にとって、初の甲子園です・・・というのは
「監督として」が初めてなのであって、
宮下監督にとっては実に18年ぶりの甲子園なのです。
宮下正一監督は鹿実OBです。
1990年の春・夏、2度の甲子園に
1番、セカンド、主将として出場し、いずれもベスト8まで進みました。
なかでも夏の大会2回戦(対高知商業戦)で
1回の表に初球を打った先制ホームランは強烈な印象があります。
しかもその日は、彼の誕生日でした。
ちなみにその時の4番、サードが、あの内之倉隆志選手
(現・福岡ソフトバンクホークス ブルペン捕手)でした。
ここまで鮮明に記憶しているのは
小生、この年にKTSに入社し、夏の甲子園を現地で取材していたからです。
あれから18年、宮下キャプテンは母校の監督として
甲子園に帰ってくるのです。
甲子園はスタンドが大きく、夏は観客が白い服を着るので
ボールを見失いやすいのです。しかも観客の大声援はまさに
ドルビーサラウンド状態。
この異様な状況で普段どおりの力を出すのは並大抵のことではありません。
それだけに、守備の安定した鹿児島実業のようなチームは
この大舞台でも崩れにくいといえるでしょう。
一つでも多く白星を重ね、「黎明告ぐる」の校歌を
一回でも多く、甲子園に響かせてほしいものです。

