甲子園にも春の足音

2008年03月27日

近畿地方はソメイヨシノの開花が発表され、甲子園周辺のサクラもちらほら咲き始めました。
ところで鹿児島工業、つぎの対戦相手が京都の平安に決まりました。
水戸商業戦の勝利から中4日あけての試合となりますが選手はモチベーションを下げることなく好調さを維持しています。
水戸商業に勝った翌朝、選手はいつものように午前7時に起床し、甲子園の周囲を15分ほどかけて散歩しました。
その後宿舎裏の公園の草むしり。実はこの清掃作業は鹿児島実業など歴代の甲子園県代表チームが続けているのです。
そしてこの日の練習から、つぎに平安が勝ちあがった場合に備えて左投手対策も進めていたのです。
甲子園にきてからどの選手もバットがよく振れているという中迫監督の言葉通り、よい当たりを次々飛ばす選手たち。
なかでも中軸の要、中道が、以前にもましてバットが自然にスイングできているようで、外野の高い防球ネットを越えようかという当たりをみせていました。
鹿児島工業は、いま63人の野球部員全員が大阪に来ていて、練習もとても活気があります。ふだん学校では、サッカーやラグビーなど他の部活動とグラウンドを共用していますが、こちらでは一日2時間の限定とはいえ、球場をまるまる使えますので、ベンチ入り以外の選手にとっても恵まれた環境で野球にうちこめるというわけです。(ベンチ入り以外の選手は球拾いや雑用、ノック時のランナー役をしている)
26日の練習では、選手はいつものようにバスで来たのですが、中迫監督は宿舎から徒歩で練習場へ!甲子園にきてからちょっとウエイトオーバーだと気にしていたようで、すこしでも運動量をふやそうと思ったのだとか。選手がウォーミングアップしている間もずっと、外野の周囲を走っていました。

さて27日は第1試合の平安×成章戦を取材したあと、甲子園レフトスタンド後方にある「万里」という中国料理店に入ってみました。いっしょに来ているADくんが、そこのお店のラーメンが美味しいとの情報を聞きつけたのです。
そのラーメン、正しくは「肉そば」と言いまして、塩味のスープにキャベツ、豚肉、玉ねぎ、もやしを豆板醤でピリ辛く炒めたものがのっています。

思いっきりすすったら、豆板醤の辛さが予想以上に襲ってきてちょっと焦りましたが、油通しして炒めた豚肉の風味と春キャベツの甘さ、それに塩味のスープ(やや濃いめの味)がうまく混ざって、なかなかの美味。これで630円だからなおびっくり!他のメニューもなかなかおいしそうで、なおかつボリュームもたっぷり。実はこのお店の2軒となりは、かつて阪神タイガースの合宿所「虎風荘」だったのですが、このボリュームは若い阪神の選手むけだったのかなと思いました。
さて28日は鹿児島工業×平安戦です。初戦の水戸商に続きまたもや超名門校との対戦ですが、名前負けすることなく、守り抜いて、つなぐ打撃で逃げ切ってほしいものです。


放送できなかった甲子園リポート

2008年03月23日

選抜高校野球、鹿児島工業、水戸商に勝ちましたね!

打つほうも4番に抜擢された内村くんが再三のピンチにも集中力を切らさなかったのが何よりよかったと思います。次はこんどの金曜日予定。平安×成章の勝者とベスト8進出をかけて戦うことになりますが、スーパーニュースで放送できなかった甲子園リポートを、ここで披露しましょう。

3月21日(金)
開会式リハーサル。リニューアルした甲子園のグラウンドに足を踏み入れる。地方局がグラウンド内に入れるのはこの日までで、一度新しいグラウンドに入ってみたいという思いもあったので、入ることができてよかった。
内野スタンドが前にせり出し、確かに前よりグラウンドに近い。そしてベンチが深い! タイガースの岡田監督や赤星選手がいろいろ言うわけだ。
鹿児島工業は堂々と、というより整然と行進していた。そして「君が代」を歌う錦江湾高・武記好さんものびのびとした歌声を聴かせていた。

3月22日(土)
開会式。土曜日ということもあり44000人の大観衆。ナインに聞いてもリハーサルとは全然雰囲気が違ったとのこと。ナインと一緒に1塁側内野席で開幕試合(駒大岩見沢×成章)を少し見たが、3塁側の成章応援団は、アルプスだけでは収まらず、外野スタンドの一部まであふれた。その大応援団が、ヒットを打ったり投手が好投するたびに大きな歓声をあげる。歓声なんて生やさしいもんじゃない。まるで地鳴りのような大音響が時速100キロでこちらに向かってくるような迫力。グラウンドにいたら、超特大のドルビーサラウンド状態に違いない。
こんな、ある意味異常な空間で実力を出すなんていうことは、並大抵の精神力ではできないのではないかと感じた。

3月23日(日)
甲子園入りする鹿児島工業ナインを撮影しようとKTSのクルーがスタンバイしていると、警備員がきて「ここをあけてください!」との指示。おかしいなあ、なんで通路をあけるんだろうと思っていたら、ふだん選手が出入りする通用口から、なんと安倍晋三前首相が出てきた。第一試合の下関商業×履正社を、一塁側アルプス(下関商業)で観戦していたのだ。なぜ下関かは分かりますよね?
居合わせた観客もびっくりで、握手やら写真撮影やら大変な騒ぎ。おかげで鹿児島工業ナインはこの出入り口を使えず、試合前練習を行う雨天練習場に直接入ったのだった。
そんな喧騒をものともせず初戦勝利した鹿工は…えらい。


鹿工ナインは郷土のヒーロー

2008年03月20日

選抜高校野球の取材で大阪にやってきました!
小生、甲子園取材は2000年夏以来8年ぶり、選抜は1998年春以来、実に10年ぶりです。

さて20日は夕方から、鹿児島工業同窓会・関西支部主催の激励会が、兵庫県尼崎市で開かれました。

会には同窓会や鹿児島県人会関係者、100人あまりが出席し、選抜にのぞむナインを激励したのです。

挨拶で檀上に立つ同窓会や県人会のお歴々、大多数は高校の後輩であるわけですが、中には主力選手が、自身の中学の後輩であったりするケースもあり、それを披露する姿はとても誇らしげで、かつ嬉しそうでした。
鹿児島工業ナインは、近畿の鹿児島県人、鹿工OBにとって、まさに郷土のヒーローなのです。

「け死んんかぎり気張いやんせ!」なんていうフレーズ、こんなときにしか使わないのでしょうね。

会場には鹿児島弁が飛び交い、芋焼酎の香りが満ち溢れ(もちろん、高校生はウーロン茶ですよ)まるで鹿児島が引っ越してきたかのような盛況でした。


先週のお仕事

2008年03月17日

3月10日(月)
センバツ出場の鹿児島工業、応援団・チアリーダー、吹奏楽部合同練習取材。
鹿児島工業は吹奏楽部こそあるが、応援団は生徒会役員を中心に(団長は生徒会長・桝満幸典くん!)、チアリーダーはおととし甲子園に行った女子生徒を中心にそれぞれセンバツのために結成された。
校歌、応援歌を含め36曲あるのだとか。
野球部同様、雰囲気に呑まれることなく、元気よくその役割を全うしてほしい。



3月11日(火)
スーパーニュース内「スーパースポーツ」で鹿児島工業野球部を紹介。
先週取材した野球部の練習風景に加え、前日撮影の応援団も織りまぜる。
言うまでもなくこのコーナーは取材したアナウンサーが原稿も自分で作り、編集まで手掛ける。(作業はオペレータがつくが)
チーム紹介にもう少しウエイトを置いたほうがよかったかな?
という
反省はあるが、いろんなシーンを入れこめたので
まぁいいか? と、若干自己満足。




3月14日(金)
選抜高校野球の組み合わせが決定。
鹿工は2日目の第4試合、水戸商業(茨城)と対戦。
雨天順延などなければ23日(日)第4試合だ。
水戸商業は1995年夏の甲子園で、鹿児島商業と対戦し、この時は鹿商が勝った。小生、現地で取材した。
ちなみに当時の水戸商キャプテンが、現在の同校監督というのだから因縁というのは面白い。

対戦チーム決定を受け、午後から鹿工へ。
副キャプテンの大當、石神、エースの内村、4番の中道、各選手にインタビュー。
時間の都合でニュースでは内村、中道選手のみ使用。
この日は代役でスーパーニュースのキャスターもしたのでバタバタの一日だった。




3月15日(土)
ナマ・イキVOICEになんと生出演!
テーマが「生パスタ」で、番組内で一品作るということで、その現場である社員食堂の厨房からリポートを入れた。
担当ディレクターが実況中継風の演出を考えたというわけ。
小生、同番組のナレーションは数えきれないほどしているが生出演となると1991年1月か2月に一度あったきりだから、実に17年ぶりのことだ。




さて間もなくすると、選抜高校野球の同行取材で大阪だ。
よく誤解されるんだが、実況中継をしに行くのではなくスーパーニュース用の原稿書きやリポートをしに行くのだ。
VTRの編集作業は、大阪の関西テレビに特設されるFNNの高校野球取材本部でやる。
鹿児島はずいぶん暖かくなったが、3月の大阪は、まだ結構寒い。おまけに最初の試合は第4試合なので、ナイターになる可能性も高い。
何を着ていけばいいのかなぁ?


リミックス・ウィークエンド

2008年03月07日

東京転勤前、「ktsどっとnews」という番組を担当していました。
1週間の出来事をまとめた「リミックス・ウィークエンド」というコーナーを放送していましたが、それ風に(でもないんですけど)今週のお仕事を書き記してみます。


3月3日(月)
夜勤のため14:00出社

鹿児島工業野球部の練習を見学 中迫監督にチーム状況取材居合わせた運動具メーカー営業マンにおもしろい話をきく。
その話とは…

最近の金属バットは「カキーン」という金属音がしないように吸音材を詰めている。以前、難聴を訴える選手が出たための措置。
でも「金属バットは、やはりあの音じゃないと」という声にこたえ規制の範囲内で金属音の出るバットを開発したとのこと。
鹿児島工業でもこのバットを使っている選手がいて昔懐かしい「カキーン」に近い音がこだましていました。
たかがバット1本といえども、色んな工夫があるものだと感心させられます。

21:54の「KTSニュース」と23:30の「ニュースJAPAN」放送



3月4日(火)
16:00 鹿児島工業野球部。ニュース取材(撮影も)



3月5日(水)
夜ニュース勤務で14:00出社



3月6日(木)
県立高校入試で鹿児島工業の練習が休みだったので鹿児島実業野球部の練習を見学
宮下正一監督らと挨拶

宮下監督は鹿実OB。
1990年春・夏の甲子園に1番、セカンド、主将として出場。俊足巧打の内野手でした。
小生、入社1年目で、夏の甲子園に同行取材しました。
その後社会人野球をへて鹿実監督へ。
私が行った時は連携プレーの特訓中。
外野へのノックを捕球し、内野手を中継してバックホームの繰り返し。
緩慢なプレーやミスに、監督の容赦ない声。
直立不動でそれを聞き「ハイ!」と大声で返事する選手。
かつて宮下“選手”も、当時の久保監督に、同じように鍛えられたのです。
顔ぶれは変わっても、伝統は生き続けています。

その後…あるナレーションの録音。
けっこうな分量のナレーションでした。これについては後日お伝えしますね。



3月7日(金)
初めての「ココバナ8」収録。
相方は中西アナウンサー。
以前担当していた「ktsどっとnews」は土曜日の11:30~と、まったく同じ時間帯でした。
時代は変わり、番組も変わりました。スタッフも変わり、隔世の感を禁じえないひとときでした。
この手の番組は本当に久しぶりだったので、わずか15分の番組とはいえどっと疲れてしまいました…。
おっと!うまい具合に「どっと」につながりましたね(苦笑)。





番外…
3月2日(日)、指宿市(旧開聞町)でみつけたポスター。
専売公社の表記があり、少なくとも1985年以前のものと思われます。
この牧歌的雰囲気に、昭和の残り香を感じました。


プロフィール
古井千佳夫
古井千佳夫
担当番組
ニュース、各種ナレーションなど
趣味
マニアックなCD収集(古い特撮のサントラなど)
性格
最初は人見知りだが機が熟すとなれなれしくなる
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