最近多くの企業で「内定式」なるイベントがあります。
わがKTSでもここ数年開かれておりまして、要するに次の年の4月入社が内定した学生たちを祝うとともに社会人としての心構えをいち早く持ってもらおうというのが狙いです。
僕らの時代にはこのような式はなく、隔世の感がありますがそれはさておき・・・
4月2日から8日まで東京辰巳国際水泳場で開かれた競泳の「五輪代表選考会」でも
最終日の8日、「内定式」が開催ました。
今回の選考会で派遣標準記録を突破して2位までに入賞し、ロンドン五輪代表に「内定」した選手27人の「内定式」です。
内定式は全競技の終了後すぐ行われ、一人ずつ選手の名前がコールされたのに続きトビウオJAPANのジャージ姿の選手が入場。27人の代表内定選手がプールサイドに揃いました。
そして選手を代表して、200m自由形、800mリレー、200mバタフライに出場する松田 丈志選手(コスモス薬品)が決意表明。
「この挨拶なくなったって聞いていたので、何も考えていなかったんですけど」と場内の笑いを誘いながらも
「ロンドンに行きたくても行けなかった仲間たちの気持ちも全部ロンドンに持っていって戦って来たいと思います。センターポールに日の丸を上げられるように精一杯がんばりますので応援よろしくお願いします」と挨拶し、観衆から大きな拍手が送られました。
それにしてもここに、鹿児島から挑んだ4人のスイマーが一人も残れなかったのは本当に残念です。
鹿屋体育大学出身の高桑 健選手(自衛隊体育学校)が、200m個人メドレーに出場するので、それはそれで喜ばしいのですが、やはり、これまでスーパースポーツで取材してきた人たちが涙を飲んだのは、わが事のように残念でなりません。
女子平泳ぎの福留景子選手は鹿屋体育大学に進学、男子平泳ぎの山口観弘選手は志布志高校3年となり、いずれも次のリオ五輪を狙うべく決意を新たにしています。
4年後の内定式に、この2人、そしてもちろん、男子1500m自由形の宮本陽輔、山本耕平の両選手が参加してほしいと、辰巳のスタンドで感じました。
去年の3月11日、JR鹿児島中央駅は、九州新幹線全線開業を控え、祝賀イベントの準備が着々と進められていました。


写真はいずれも、3月11日の午前中に鹿児島中央駅とその周辺で撮影しました。
新幹線ホームの自動販売機も祝賀モードに。

実はKTSでは全線開業の3月12日、生放送の特別番組が予定されていて、
列車の発車シーンを生中継する計画もあったので、
大体何秒くらいで列車がホームから見えなくなるかを確認しようと、下見に来ていたのです。
しかし・・・ 午後2時46分。
「東日本大震災」が発生しました。
予定されていたイベントはすべて中止。
3月12日の全線開業は、静かに始まったのでした。
震災発生から1年を機に、幻となった開業記念イベントの準備風景をあえて掲載しました。
ある被災地の自治体のトップが「風評被害は怖いが風化がもっと怖い」と発言したということを国会中継で知りました。
我々鹿児島県民も被災地の皆様と思いを共有し続けたいと思います。
2月19日、県立鴨池陸上競技場で
Jリーグ・清水エスパルスとジュビロ磐田のプレシーズンマッチが開かれました。
どちらも鹿児島キャンプの「ご常連」。
去年も練習試合はありましたがプレシーズンマッチは初めてです。
3800人余りという観客は、あの寒さの中、よく集まったというべきでしょうか。
ところでこの試合の直後、鴨池ではもう一試合行なわれました。
ジュビロ磐田(控え&ユース)とヴォルカ鹿児島の練習試合。
30分ハーフの試合で、1-0でジュビロが勝ちましたが、
ヴォルカは新加入予定選手を含め、多くの選手が参加。
前半と後半でほとんどのメンバーを入れ替えながら、
恒松監督は個々の選手の動きをチェックするという形でした。
ヴォルカのスタッフによると、この練習試合、一度は断られたのだとか。
しかしジュビロ関係者の尽力で実施にこぎつけた上、ジュビロはこの試合のために
ユースチームの高校生5人を、磐田から呼んでくれたのだとか。
さらに、30分ハーフということで、当初予定より早く試合が終了したため、
残りの時間でヴォルカが紅白戦をしたいとお願いしたところ「18:00まではいいですよ」と
ジュビロ側が快諾してくれたそうです。
ジュビロのこうした好意が本当にありがたいです、と
ヴォルカのスタッフが話していました。
九州サッカーリーグは去年、加入1年目のFC KAGOSHIMAが2位となり、
2月、高知で開かれた西日本社会人大会でも優勝(第2グループ)と
快進撃を続けています。
さらに今年のシーズンには、Liberty.FCも九州リーグに参戦します。
一方ヴォルカは、去年九州リーグ3位に終わった上、リーグ戦、天皇杯を通じて
FCに1勝もできず、さらには前田浩二GMの、アビスパ監督就任に伴う退団と、
切羽詰った状態に置かれてきました。
が、ライバルチームの台頭をうけ、ヴォルカも、チーム、フロントいずれも
変わろうとしている、そう感じました。
練習が終わった午後6時の気温は5.6度しかなく(アメダスによる)、風も強かったので
まるで冷蔵庫の中にいるようでした。
既にスタンドもがらんとしていましたが、
ヴォルカのサポーターは最後まで見守っていて、
そのサポーター「愛」には頭が下がりますし、取材者としても心打たれた次第です。
この日の「しぞーかダービー」(静岡の人間は「しずおか」でなく「しぞーか」と発音する。
さしずめ鹿児島が「かごんま」になるようなもの)は、
桜島を臨む鴨池のピッチで、オレンジとサックスブルーのユニフォームが対戦するという、
静岡を故郷に持つ人間にとって、なんつぁならん瞬間でした。
いつの日か、鴨池で、Jどうしの「鹿児島ダービー」(三つ巴の場合はなんと言うのだろう?)が見たいと、心底思いました。
キバレ!ヴォルカ! FC! Liberty!(注・九州リーグ加盟の古い順)

